喜多方蔵の里の土蔵
Kitakata Chronicles

喜多方のあゆみ

蔵のまち喜多方は、幾多の村々が手を取り合い、豊かな自然と伝統を積み重ねて今の姿になりました。

蔵の数(概数)
4,000棟以上
合併した旧町村
12町村
小田付の町割り
1582年
重伝建に選定
2018年

伝統を形作る三つの柱

喜多方のアイデンティティを支える、独自の文化と歴史。

蔵の軒
Architecture

蔵建築の粋

店蔵・蔵座敷・酒蔵・味噌蔵など、用途に応じたさまざまな蔵が建てられてきました。

大和川酒造の日本酒「弥右衛門」
Brewing

醸造の伝統

近世から続く酒・味噌・醤油の醸造業。小田付には明治から操業を続ける醸造家もあります。

坂内食堂の喜多方ラーメン
Gastronomy

食の豊かさ

大正末期に始まったとされる喜多方ラーメンと、つなぎを使わない山都そば。どちらも文化庁「100年フード」認定。

新宮熊野神社 長床
Cultural Heritage

新宮熊野神社 長床

喜多方市慶徳町新宮(旧慶徳村)

「長床」は修験道の言葉で、拝殿にあたる建物です。鎌倉時代の建築で、慶長16年(1611年)の地震で破損して大改造が加えられたものの、旧材がよく残されています。円柱44本が等間隔に5列並ぶ、壁のない吹き抜けの空間です。

  • 国指定重要文化財
  • 鎌倉時代の建築
  • 大イチョウ(市天然記念物)
  • 吹き抜けの44本柱
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地域の成り立ち

かつて存在した村々が、現在の喜多方の各地区となっています。

市内の指定文化財一覧(国・県・市)を見る
#1

喜多方町

蔵のまちの中心。定期市の立つ在郷町として発展し、醸造業と喜多方ラーメンを育んだ地域。

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#2

岩月村

喜多方地方随一の方墳群と、明治から煉瓦を焼いた登り窯が残る地域。

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#3

上三宮村

「会津大仏」で知られる願成寺と、その門前に開けた地域。

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#4

関柴村

国重要文化財の仏像と観音堂、会津彼岸獅子の祖とされる下柴の彼岸獅子が伝わる地域。

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#5

熊倉村

江戸時代の初めに米沢街道の宿駅とされ、市が立った地域。

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#6

慶徳村

国重要文化財「長床」の新宮熊野神社と、国史跡・会津新宮城跡がある地域。

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#7

豊川村

会津三十三観音の第3番・第4番札所がある地域。

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#8

松山村

春の彼岸に舞う「中村の彼岸獅子」と、明治の蔵が残る上野家住宅のある地域。

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空から見る市街地の変化

喜多方駅周辺から小田付にかけての市街地中心部(北が上)。スライダーを動かして、昔と今の空中写真を見比べられます。

現在の喜多方市街地の空中写真1960年代の喜多方市街地の空中写真
1960年代現在

出典:国土地理院 地理院タイル(空中写真(1961〜1969年)、全国最新写真(シームレス))を加工して作成

歴史のタイムライン

喜多方市が歩んできた主な出来事

1582年

市の町「小田付」のはじまり

蘆名氏の重臣・佐瀬大和守が、中田付で開かれていた市を移し、新たな市の町として小田付を開いたのが始まりとされます。毎月2と7の日に市が立つ六斎市でした。

1781年

小田付に郡役所

天明元年に郡役所が、1788年には小田付組・小荒井組を治める代官所が置かれ、小田付は喜多方地方の商業・政治の中心地となりました。

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1868年

戊辰戦争

会津地方は激戦地となり、小田付では政府軍の退路を断つため会津軍が民家に火をかけ、村の約7割が罹災しました。

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1875年

「喜多方町」の誕生

小田付・小荒井・清次袋・塚原・稲村の5村が合併し、喜多方町となりました。

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1880年

明治の大火と蔵

明治13年の大火をきっかけに、火に強い蔵が重視されるようになりました。店蔵や蔵座敷、醸造蔵など、現在の蔵のまちにつながる建物が建てられていきます。

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1904年

鉄道が喜多方へ

岩越鉄道(現・JR磐越西線)が若松から喜多方まで延伸。駅は小田付から小荒井を越えた南西に設けられました。

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1938年

日中線の開業

喜多方駅と熱塩駅を結ぶ11.6kmの国鉄日中線が開業しました。

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1954年

喜多方市の発足

喜多方町・松山村・上三宮村・岩月村・関柴村・熊倉村・慶徳村・豊川村の8町村が合併し、初代「喜多方市」が誕生しました。

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1975年

「蔵のまち」として全国へ

1972年から写真家が各地で開いた蔵の写真展をきっかけに、1975年にテレビで喜多方の蔵が紹介されて観光客が急増。大正末期からの歴史をもつ喜多方ラーメンも全国区になりました。

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1984年

日中線の廃止

利用者の減少により日中線が廃止されました。跡地の一部は現在、しだれ桜並木の遊歩道になっています。

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2006年

新制・喜多方市の誕生

喜多方市・熱塩加納村・塩川町・山都町・高郷村の5市町村が合併し、現在の喜多方市が発足しました。

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2018年

小田付が重伝建に

近世の町割りの上に店蔵などの土蔵が並ぶ小田付の町並みが、在郷町・醸造町の歴史を伝えるとして国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

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喜多方ライフ.comでは、地域の歴史や古い写真、思い出のエピソードを募集しています。次世代へ素晴らしい文化を届けていきましょう。

写真クレジット(Wikimedia Commons)