
慶徳村
国重要文化財「長床」の新宮熊野神社と、国史跡・会津新宮城跡がある地域。
歴史の物語
慶徳村は、現在の慶徳町松舞家・豊岡・山科・新宮にあたる地域で、1954年に喜多方市となりました。 新宮の新宮熊野神社は、天喜3年(1055年)に源頼義が勧請したと伝わる古社です。拝殿の「長床」は鎌倉時代の建築として国の重要文化財に指定されています。慶長16年(1611年)の地震で破損して大改造が加えられましたが、旧材がよく残されています。近くの会津新宮城跡は、建暦2年(1212年)に新宮時連が築いたといわれる城跡で、国の史跡です。 慶徳稲荷神社の御田植祭は、伊佐須美神社の御田植祭とともに国の重要無形民俗文化財「会津の御田植祭」に指定されています。新宮の灰塚山古墳は全長約61mの前方後円墳で、東北学院大学の発掘調査で石棺と人骨、銅鏡などが見つかり、5世紀の古墳とされています。
歴史的遺産・名所
新宮熊野神社 長床
修験道の言葉で拝殿にあたる建物。円柱44本が5列に並ぶ吹き抜けの構造で、1963年に国の重要文化財に指定されました。
新宮熊野神社の文化財
銅鉢(国重文)、本殿・木造文殊菩薩騎獅像・銅鐘(いずれも県重文)などが伝わります。大イチョウは市の天然記念物です。
会津新宮城跡
建暦2年(1212年)に新宮時連が築いたといわれる城跡。2009年に国の史跡に指定されました。
松野観音
会津三十三観音の第2番札所。元禄7年(1694年)の火災の後、旧像の灰を胎内に納めて新たな像が造られました。
灰塚山古墳
全長約61mの前方後円墳。東北学院大学の発掘調査で石棺と人骨、銅鏡などが見つかりました。
松野千光寺経塚出土品
現存する在銘の経塚遺物として東北地方最古とされ、県の重要文化財です。
独自の文化・食
慶徳稲荷神社の御田植祭
7月の第1日曜日に行われ、白狐の面をつけた子どもたちが行列に加わって神田に苗を投げ入れます。この形式の御田植祭の北限とされます。
長床のライトアップ
大イチョウが色づく秋に行われます。
この地区の指定文化財(27件)
市内すべての指定文化財を見る- 国熊野神社長床建造物・1963年指定
- 国銅鉢(熊野神社)工芸品・1959年指定
- 国会津新宮城跡史跡・2009年指定
- 国会津の御田植祭無形民俗・2019年指定
- 県木造文殊菩薩騎獅像(熊野神社)彫刻・1964年指定
- 県熊野神社御神像彫刻・1967年指定
- 県熊野神社本殿建造物・1967年指定
- 県熊野山牛玉宝印版木及び宝珠(熊野神社)工芸品・1953年指定
- 県銅製鰐口(熊野神社)工芸品・1955年指定
- 県銅鐘(熊野神社)工芸品・1991年指定
- 県大般若経 附 経櫃六合(熊野神社)典籍・1982年指定
- 県松野千光寺経塚出土品考古資料・1991年指定
- 県木造薬師如来坐像 附 木造十二神将立像(熊野神社)彫刻・2020年指定
- 市木造如意輪観音坐像(熊野神社)彫刻・2006年指定
- 市木造虚空蔵菩薩坐像(熊野神社)彫刻・2006年指定
- 市熊野神社経筒工芸品・2006年指定
- 市慶徳稲荷神社農耕絵馬有形民俗・2008年指定
- 市絵馬富士見西行図(古四王神社)有形民俗・2006年指定
- 市山崎横穴古墳群史跡・2006年指定
- 市新宮熊野神社の大イチョウ天然記念物・2006年指定
- 市木造相撲力士像(熊野神社)彫刻・2015年指定
- 市木造小動物像(熊野神社)彫刻・2015年指定
- 市銅造阿弥陀如来立像(熊野神社)彫刻・2015年指定
- 市木造狛犬(熊野神社)彫刻・2015年指定
- 市鉄造阿弥陀如来及両脇侍坐像懸仏(熊野神社)工芸品・2015年指定
- 市鉄造三尊坐像懸仏(熊野神社)工芸品・2017年指定
- 市木造相撲取像(熊野神社)彫刻・2018年指定
出典
他の地域の歴史も見る
かつての村々が、それぞれの物語を持っています。
写真クレジット(Wikimedia Commons)
- 雪の新宮熊野神社 長床 — Fumihiko Ueno / CC BY 3.0
- 新宮熊野神社の大イチョウ — Fumihiko Ueno / CC BY 3.0
- 新宮熊野神社 本殿 — Qwert1234 / Public domain
- 慶徳町からの眺め — Fumihiko Ueno / CC BY 3.0