コラム一覧に戻る
無限に増やせる!?さつまいも栽培の驚異のテクニック。
農業通信

無限に増やせる!?さつまいも栽培の驚異のテクニック。

Satmedium Level
2026/5/19 5 MIN READ
さつまいもは、その圧倒的な繁殖力から「救荒植物」として歴史的に人々を救ってきました。実は、さつまいもには「一本の苗から無限に増やす」ことができる驚きの性質があります。

1. 「ツル挿し」の魔法

さつまいもは、種を蒔くのではなく「ツル(苗)」を土に刺して増やします。植えた苗からツルが伸びてきたら、その先端を20〜30cm切り取り、別の場所に刺します。これだけで、そこから再び根が出て、新しい芋が形成されます。

2. 垂直植え vs 水平植え

  • 垂直植え:深く刺すことで、数は少ないですが大きな芋が育ちます。
  • 水平植え:浅く長く土に埋めることで、小ぶりですがたくさんの数の芋が収穫できます。

3. 肥料を控える「ツルボケ」対策

さつまいもは非常に効率よく栄養を吸収するため、肥料(特に窒素)をやりすぎると葉ばかりが茂り、肝心の芋が大きくならない「ツルボケ」という現象が起きます。痩せた土地の方が、かえって美味しい芋が育ちます。
【学びのポイント:生命の連続性】
さつまいもの栽培は、命を「繋ぐ」感覚を最もダイレクトに味わえます。一本の苗が、数ヶ月後にはバケツいっぱいの芋と、無限に広がるツルへと変わる。自然が持つ「増殖の力」を味方にしましょう。

最近の反応

まだコメントはありません。最初の感想を伝えましょう!

こちらのコラムも読む

一覧を見る
【食料危機は来るのか】日本の食料自給率38%が意味する、本当のリスク。

【食料危機は来るのか】日本の食料自給率38%が意味する、本当のリスク。

「食料危機なんて他人事」と思っていませんか?数字が語る現実は、想像より深刻です。 日本の食料自給率の実態 カロリーベース38%(2023年度)という数字は、「食べているカロリーの62%を海外...

Sat
協生農法(シネコカルチャー)の真実。生態系農業のメリット・デメリットと実践の壁。

協生農法(シネコカルチャー)の真実。生態系農業のメリット・デメリットと実践の壁。

ソニーが研究開発に参画し、「肥料も農薬も耕作も不要」と注目を集める協生農法(Synecultural Agriculture)。その理念は革命的ですが、実践には深い理解と覚悟が必要です。理念と現実の両...

Sat
古いプランターの土を捨てないで!驚きの「再生」テクニック。

古いプランターの土を捨てないで!驚きの「再生」テクニック。

去年使ったプランターの土、そのまま捨てていませんか?実は、少しの手間を加えるだけで、新品同様の「ふかふかの土」に蘇らせることができます。 1. 「ふるい」で根やゴミを取り除く まずは古い根っ...

Sat
【薬箱を庭に】医薬品不足に備える、救急箱としてのハーブガーデン。

【薬箱を庭に】医薬品不足に備える、救急箱としてのハーブガーデン。

食料だけでなく、健康を守る植物も自給しましょう。 1. アロエ・ベラ 火傷や切り傷の応急処置に。一家に一鉢あるだけで安心感が違います。 2. ミントとドクダミ 胃腸の調子を整えたり...

Sat
【命を繋ぐ】F1種ではなく「固定種」を選び、自分で種を採る重要性。

【命を繋ぐ】F1種ではなく「固定種」を選び、自分で種を採る重要性。

毎年種を買い続ける生活は、サプライチェーンが途切れた時に終わります。 1. 固定種・在来種を選ぶ 種を採って翌年も同じ野菜が育つのが「固定種」です。サバイバルを意識するなら、こちらを選びまし...

Sat
【最強の防衛策】種と知恵を分かち合う「シードコミュニティ」の構築。

【最強の防衛策】種と知恵を分かち合う「シードコミュニティ」の構築。

一人で24時間365日、畑を守り続けるのは不可能です。サバイバルの本当の答えは「繋がり」にあります。 1. 種のバックアップ 「この種はあそこの家にも預けてある」という状態を作る。災害で自分...

Sat