
農業通信
生命の循環を信じる。喜多方の「有機農業」と微生物の働き。
「有機農業」とは、単に農薬を使わないことではありません。その本質は、土の中の「微生物の生態系」を育てることにあります。
1. 地域の未利用資源を宝に変える
喜多方は「醸造のまち」です。酒蔵から出る酒粕や、醤油・味噌の製造過程で出るカス、および近隣の畜産農家から出る牛糞などを混合し、完熟堆肥を作ります。地域内で資源を回す「地域循環型農業」を実践しています。
2. 微生物が作る「団粒構造」
適切な有機質肥料を投入すると、土の中の微生物が活発になります。微生物が排泄する粘液によって土の粒子がくっつき、小さな塊(団粒)を作ります。この「団粒構造」こそが、ふかふかで水持ちが良く、かつ水はけも良い、理想の土です。
3. 多様性が病害虫を防ぐ
特定の作物だけを植えず、多種の植物や雑草、虫たちが共存する環境では、特定の病気や害虫が大発生しにくくなります。自然のバランスを利用した「生物的防除」が、有機農業を支えています。
【学びのポイント:土の健康診断】
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