
農業通信
【緑肥革命】タネを撒くだけで土が生き返る。開墾地で使える緑肥植物カタログ。
#緑肥#土づくり#省力#開墾
開墾した荒れ地に最初に播くべきは野菜ではなく「緑肥」です。種を撒いて刈り込むだけで、土壌改良の75%が完了します。
緑肥とは何か
緑肥とは、収穫を目的とせず土壌改良のために栽培・すき込む植物のことです。根が土を耕し、地上部が有機物を供給し、マメ科なら窒素を固定します。
会津・喜多方の気候に合った緑肥カタログ
ソルゴー(夏・高温期)
草丈2〜3mになる最強の有機物製造機。乾物収量が最大で、根が深さ1m以上伸びて硬盤層を破壊します。荒れ地の最初の緑肥として最適。播種後60〜70日でスキ込み。
クリムゾンクローバー(春・秋)
鮮やかな赤花が美しいマメ科緑肥。根粒菌による窒素固定量が多く、100㎡あたり約500gの窒素を生産します(化学肥料換算で2〜3kg分)。マルチング兼用で雑草も抑えます。
ひまわり(夏)
深根で土を耕すだけでなく、重金属(カドミウム・鉛)を吸収する「ファイトレメディエーション」効果があります。農薬が使われていた可能性のある耕作放棄地に特に有効。
菜の花(秋〜春)
秋播きで越冬し、春に大量の有機物を供給します。グルコシノレートという成分が土壌病原菌を抑える「バイオフューミゲーション」効果があり、翌年の病害を予防します。
セスバニア(夏)
水はけの悪い湿性土壌でも育つ唯一の高バイオマス緑肥。酸欠条件でも窒素を固定でき、水田跡の開墾に特に有効。短期間(90日)で草丈3mに達します。
エン麦(秋〜春)
イネ科緑肥の定番。発芽率が高く均一に育ちます。根が密集して土壌侵食を防ぎ、アベナシン(抗菌物質)が根腐れ病原菌を抑制します。
緑肥のすき込みタイミング
開花前〜開花直後がベスト。この時期が最も炭素率(C/N比)が低く、分解が早い。完全に開花・結実させると繊維質が増え分解が遅くなります。
すき込みなしの「刈り敷き」も有効
不耕起栽培を目指す場合、すき込まずに刈り倒して表面に敷くだけでも効果があります。徐々に分解されてマルチングと肥料を兼ねます。
【緑肥は最も安価で確実な土壌改良法】
種代数百円で、数万円分の有機肥料と同等の効果が得られます。重機もトラクターも不要。荒れ地改良の最初の一手は、間違いなく緑肥播種です。
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