コラム一覧に戻る
一生モノの道具。プロが教える「剪定ばさみ」の研ぎ方。
農業通信

一生モノの道具。プロが教える「剪定ばさみ」の研ぎ方。

Satmedium Level
2026/5/19 5 MIN READ
良い道具を長く使う。それは最高の園芸家への第一歩です。切れ味の悪いハサミは植物の断面を潰し、病気の原因にもなります。

1. 汚れを落とすのが先決

研ぐ前に、ヤニ取りクリーナーやパーツクリーナーで植物のシブ(ヤニ)を完全に落とします。これだけで切れ味が戻ることもあります。

2. 研ぐのは「表刃(おもてば)」だけ

剪定ばさみは、包丁と違って片刃です。斜めになっている「表刃」に沿って、砥石(ダイヤモンド砥石がおすすめ)を優しく滑らせます。

3. 最後はオイルでコーティング

研ぎ終わったら、ミシン油や刃物用オイルを薄く塗っておきましょう。サビを防ぎ、動きがスムーズになります。
【学びのポイント:道具を愛せば、庭も応える】
ピカピカに手入れされたハサミで枝を切る時の「パチン」という小気味良い音。それは、植物との心地よい対話の始まりです。道具を大切にする心は、必ず植物への接し方にも現れます。

最近の反応

まだコメントはありません。最初の感想を伝えましょう!

こちらのコラムも読む

一覧を見る
【不耕起栽培の真実】なぜ「耕さない」ことが収量を上げるのか。

【不耕起栽培の真実】なぜ「耕さない」ことが収量を上げるのか。

「耕すほど良い畑になる」という農業常識に、科学的な反証が積み重なっています。 耕起が土を壊す仕組み 土を耕すと何が起きるか。まず菌根菌ネットワーク(植物と菌類の共生網)が物理的に破壊されます...

Sat
【開墾5年後の姿】自然農法で痩せ地を再生した農場の「ビフォーアフター」と、そこから学ぶ教訓。

【開墾5年後の姿】自然農法で痩せ地を再生した農場の「ビフォーアフター」と、そこから学ぶ教訓。

理論より実例から学ぶことが最も確かです。痩せた荒れ地を自然農法で再生するとどうなるのか、段階的な変化を追います。 開始時点(Year 0)の状態 - pH 5.1の強酸性土壌 - スギナ・セ...

Sat
【緑肥革命】タネを撒くだけで土が生き返る。開墾地で使える緑肥植物カタログ。

【緑肥革命】タネを撒くだけで土が生き返る。開墾地で使える緑肥植物カタログ。

開墾した荒れ地に最初に播くべきは野菜ではなく「緑肥」です。種を撒いて刈り込むだけで、土壌改良の75%が完了します。 緑肥とは何か 緑肥とは、収穫を目的とせず土壌改良のために栽培・すき込む植物...

Sat
【365日収穫カレンダー】喜多方の四季を味方につけ、一年中食料を絶やさない戦略。

【365日収穫カレンダー】喜多方の四季を味方につけ、一年中食料を絶やさない戦略。

夏は豊作だけど冬は何も食べるものがない…。これではサバイバル失格です。雪深い喜多方において、一年を通した食料戦略を構築しましょう。 1. 春(3月〜5月):目覚めとスタートダッシュ 雪解けと...

Sat
【硬盤層を突き破れ】深さ30cmの「見えない壁」が作物の根を阻む。その正体と対策。

【硬盤層を突き破れ】深さ30cmの「見えない壁」が作物の根を阻む。その正体と対策。

土を30cmほど掘ると、急に固くなる層に当たることがあります。これが「硬盤層(プラウパン)」。見えない地下の壁が、作物の収量を大きく制限しています。 硬盤層が生まれる原因 耕起による圧縮...

Sat
なぜ切るのか?「剪定(せんてい)」が植物を元気にする理由。

なぜ切るのか?「剪定(せんてい)」が植物を元気にする理由。

せっかく伸びた枝を切るのは勇気がいりますが、「剪定」は植物の寿命を延ばし、より多くの恵みを得るために不可欠な作業です。 1. 風通しと日当たりを確保 密集した枝を整理することで、株の奥まで日...

Sat