
写真: dai-ni shobou / CC BY-SA 4.0(Wikimedia Commons)
大塚 清六
挿絵画家・イラストレーター / 先駆的ミニマリスト
人物像と歩み
1923年(大正12年)、喜多方町(現・喜多方市)に生まれました。喜多方小学校、喜多方商業学校を経て上京し、1943年に東京美術学校へ入学、安井曾太郎の教室で学びます。在学中に学徒出陣し、終戦後に復学して1948年に卒業、挿絵画家としてデビューしました。 1958年に石原慎太郎の小説「夜を探がせ」(週刊読売)の挿絵で注目を集め、以後、大藪春彦・五木寛之・高木彬光らの小説の挿絵を数多く手がけました。シャープな線を持ち味とし、「ハードボイルドなタッチを描かせて天下一品、女の美を描かせて抜群」と評されています。1962年から1969年にかけて描いたアンネ株式会社の広告イラストは、日本雑誌広告賞を5度受賞しました。 私生活では必要最小限の持ち物で暮らすことを信条とし、1962年に建築家・広瀬鎌二の設計で建てた自邸兼アトリエ「SH-60」は、白で統一された簡素な住まいとして雑誌でも紹介されました。1974年、油彩画の連作50点を描き上げた3日後に50歳で急逝。1988年には出身地の喜多方市で遺作展が開かれ、作品は喜多方市美術館にも収蔵されています。
主な功績・成し遂げたこと
大藪春彦・五木寛之らの小説の挿絵・装幀を多数担当
アンネ株式会社の広告イラストで日本雑誌広告賞を5度受賞(1962〜1969年)
手塚治虫のアニメ映画「展覧会の絵」(1966年)のイラストを担当
広瀬鎌二設計の自邸「SH-60」での簡素な暮らしで知られる
喜多方市美術館に作品「渡部周三像」が収蔵
関連スポット
この人物に関する貴重な資料が展示されています。
街の広場に、その功績を称える像が立っています。
アクション
大塚 清六の精神は、現在の喜多方の「街づくり」に脈々と受け継がれています。